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9月の診療のお知らせ
9月の診療のお知らせです
院長不在
9月4日午後〜7日午前 学会のため不在
9月19日 お休み
※9月28〜30日 井芹学会参加のため不在です。
状況次第(重症患者の診察など)で診察が込み合う可能性があります。
今回、院長は学会で超音波検査を中心に講義を受ける予定です…。
多分今すぐ使えるというより、5年後くらいを見据えてという講義になりそうですが…。
しかし早めに学んでおくと、結構すんなり出来るようになるのがいいです…。
超音波検査について…
現在の獣医療では超音波検査なしでは、素早く治療方針を立てるのは難しいというか無理だと思います。
嘔吐ひとつにしても、異物・膵炎・腸炎・腫瘍(腫瘍の中でも内科的か外科的か)など低侵襲になるべく、
正確に判断する必要があります。少なくとも大きな病気を見落とさないのは大事です。
(嘔吐で腸炎かと思ったら腫瘍があったなど…)
原因究明のための手術にしても、その根拠が必要です。それを無用に行わないための検査でもあります…。

まだ少し暑いですが、実家の猫も暑さでぐだっております…
今年は熱中症の来院がなかったのは幸いでした。
院長不在
9月4日午後〜7日午前 学会のため不在
9月19日 お休み
※9月28〜30日 井芹学会参加のため不在です。
状況次第(重症患者の診察など)で診察が込み合う可能性があります。
今回、院長は学会で超音波検査を中心に講義を受ける予定です…。
多分今すぐ使えるというより、5年後くらいを見据えてという講義になりそうですが…。
しかし早めに学んでおくと、結構すんなり出来るようになるのがいいです…。
超音波検査について…
現在の獣医療では超音波検査なしでは、素早く治療方針を立てるのは難しいというか無理だと思います。
嘔吐ひとつにしても、異物・膵炎・腸炎・腫瘍(腫瘍の中でも内科的か外科的か)など低侵襲になるべく、
正確に判断する必要があります。少なくとも大きな病気を見落とさないのは大事です。
(嘔吐で腸炎かと思ったら腫瘍があったなど…)
原因究明のための手術にしても、その根拠が必要です。それを無用に行わないための検査でもあります…。

まだ少し暑いですが、実家の猫も暑さでぐだっております…
今年は熱中症の来院がなかったのは幸いでした。
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4月30日の診療と健康診断
明日、4月30日は休日ですが通常通りの診療となります。
8時半〜12時
16時〜19時半
の診療となります。よろしくお願いいたします。
現在健康診断キャンペーンを行なっております。
血液検査とフィラリア検査が基本セットになっております。
オプションとしてレントゲン検査と超音波検査、尿検査もお手頃な価格で付けられます。
尿検査と超音波検査は、お手軽かつ情報量も多いので是非受けていただきたい検査です。
特にお腹の中の各臓器の状態に関しては、断然レントゲンよりも情報量が多いです…。

一例までに腎臓の腫瘍の超音波検査の写真です(写真だと普通?の水腎症っぽいですが…)。このように病変がしっかり観察できます。レントゲンでは大きく写るだけかもしれません。(ちなみにこの子は当院で手術して今も元気です…)
健康診断で腫瘍が見つかることは多くないですが、偶発的に臓器の変化が見つかることはよくあります。
当院の超音波検査機器は結構優秀なため、重宝しています…。
お腹の超音波検査を詳しく受けた事がない場合は、まず一度はしっかり診てもらう事をお勧めします。
現代の獣医療には不可欠な検査であると考えております…。
8時半〜12時
16時〜19時半
の診療となります。よろしくお願いいたします。
現在健康診断キャンペーンを行なっております。
血液検査とフィラリア検査が基本セットになっております。
オプションとしてレントゲン検査と超音波検査、尿検査もお手頃な価格で付けられます。
尿検査と超音波検査は、お手軽かつ情報量も多いので是非受けていただきたい検査です。
特にお腹の中の各臓器の状態に関しては、断然レントゲンよりも情報量が多いです…。

一例までに腎臓の腫瘍の超音波検査の写真です(写真だと普通?の水腎症っぽいですが…)。このように病変がしっかり観察できます。レントゲンでは大きく写るだけかもしれません。(ちなみにこの子は当院で手術して今も元気です…)
健康診断で腫瘍が見つかることは多くないですが、偶発的に臓器の変化が見つかることはよくあります。
当院の超音波検査機器は結構優秀なため、重宝しています…。
お腹の超音波検査を詳しく受けた事がない場合は、まず一度はしっかり診てもらう事をお勧めします。
現代の獣医療には不可欠な検査であると考えております…。
獣医内科学アカデミー
2月16日から18日までお休みをいただき、獣医内科学アカデミーに参加してまいりました。
今回は鹿児島県の開業から若手3人が参加し、いつもよりボッチ感がなくて心強かったです…。
今回聴講した内容は「猫の心筋症」「肝臓疾患の診断 FNA?Tru-cut?生検?」「肝臓病ケースカンファレンス」「猫特有の内科疾患」「抗がん剤」「猫の心臓病のバイオマーカー」「犬のアトピーの抗菌治療」「猫の三臓器炎」「心臓エコーによる心筋のねじれの評価(←マニアックです…)」
気がつけば猫のことが多いですね…しかし近年「猫は小さな犬ではない」という言葉は獣医療では一般的になってきています。それに伴い、猫医学もどんどん新しいことが出てきています。なので学会でも猫に割く時間が増えてるように思えます。
そして「猫特有の内科疾患」で聴講したことは、戻ってからの診療で早速役に立ちました。
高齢の猫の脱毛症は全身の精密検査が大事です。今回高齢の脱毛症の猫をチェックしてみると、膵臓に腫瘤が超音波検査で確認されました。一般的なのは胸腺腫という腫瘍ですが、その他胆管がんや膵臓腫瘍で脱毛を呈することがあるようです。
(腫瘍随伴性脱毛症と言います)通常、皮膚病で胸やお腹の中まで見ないと思うので要注意です。
他のテーマも、今後のより良い診療に活かしていきたいと思います。
専門的に勉強する上で大事なのは、「知識の更新」「復習」だと考えています。
さらに、各分野のスペシャリストの講義、知識、経験を講義で聞けるのは大きいです。
それに、獣医療も新しい知見や治療が見つかってきたり、新薬が出てきたり、新しい論文が出てきたり、講義をしてくださるスペシャリスト達も知識と経験が蓄積されてきます。日常の診療で全て網羅はできないので、我々開業医にとっての学会というのはそういう知識を一気に更新できるチャンスです。
あとは学会に参加している他地域の同級生や先輩方との会話から、何か見つけること(診療にのみならず、病院のあり方、自身の健康問題…etc…)もできます。こういうのも大事です…。
そして学会で本を手に取って購入したり、最新機器のチェックもできます。
とりあえず今回は4冊本を購入しました…。

あとペーパーレスが進んできて、個人的には助かります…
参加した若手で記念写真も撮ってみました…スクラム組んで、より良い獣医療のため頑張ろうと思います…

今回は鹿児島県の開業から若手3人が参加し、いつもよりボッチ感がなくて心強かったです…。
今回聴講した内容は「猫の心筋症」「肝臓疾患の診断 FNA?Tru-cut?生検?」「肝臓病ケースカンファレンス」「猫特有の内科疾患」「抗がん剤」「猫の心臓病のバイオマーカー」「犬のアトピーの抗菌治療」「猫の三臓器炎」「心臓エコーによる心筋のねじれの評価(←マニアックです…)」
気がつけば猫のことが多いですね…しかし近年「猫は小さな犬ではない」という言葉は獣医療では一般的になってきています。それに伴い、猫医学もどんどん新しいことが出てきています。なので学会でも猫に割く時間が増えてるように思えます。
そして「猫特有の内科疾患」で聴講したことは、戻ってからの診療で早速役に立ちました。
高齢の猫の脱毛症は全身の精密検査が大事です。今回高齢の脱毛症の猫をチェックしてみると、膵臓に腫瘤が超音波検査で確認されました。一般的なのは胸腺腫という腫瘍ですが、その他胆管がんや膵臓腫瘍で脱毛を呈することがあるようです。
(腫瘍随伴性脱毛症と言います)通常、皮膚病で胸やお腹の中まで見ないと思うので要注意です。
他のテーマも、今後のより良い診療に活かしていきたいと思います。
専門的に勉強する上で大事なのは、「知識の更新」「復習」だと考えています。
さらに、各分野のスペシャリストの講義、知識、経験を講義で聞けるのは大きいです。
それに、獣医療も新しい知見や治療が見つかってきたり、新薬が出てきたり、新しい論文が出てきたり、講義をしてくださるスペシャリスト達も知識と経験が蓄積されてきます。日常の診療で全て網羅はできないので、我々開業医にとっての学会というのはそういう知識を一気に更新できるチャンスです。
あとは学会に参加している他地域の同級生や先輩方との会話から、何か見つけること(診療にのみならず、病院のあり方、自身の健康問題…etc…)もできます。こういうのも大事です…。
そして学会で本を手に取って購入したり、最新機器のチェックもできます。
とりあえず今回は4冊本を購入しました…。

あとペーパーレスが進んできて、個人的には助かります…
参加した若手で記念写真も撮ってみました…スクラム組んで、より良い獣医療のため頑張ろうと思います…

診療のお知らせ
異物と内視鏡
先週は内視鏡の異物除去が2件ありました。
2件とも猫ちゃんです。
まず1件目です。オーナーさんが「飲んだかも」とのことで来院されました。
飲んだものがレントゲンに映りにくいので、エコー検査もしましたがはっきりしません。
そういう時は内視鏡検査が確実です。
逆に腸の異物は超音波で分かりやすいのですが、腸の異物は内視鏡では取れないので開腹になります・・・。
一件目の子は無事内視鏡で異物が取れました。
2件目ですが、去勢手術予定の子でした。当院では術前検査で最低限レントゲンはお勧めしています。
レントゲンを見た所異の中にヒモのようなものが・・・。
おそらく時間が経っていたのでしょう。飲んだばかりだとあそこまではっきり見れないと思います。
去勢手術を予定通り行った後で、無事内視鏡で摘出しました。

その異物です。
異物を飲んだ場合は、もし飲んだものがあれば同じものを持ってくるとスムーズです。
吐かせていいものもあるし、そうでないものもあります。
また異物を飲んだ疑いがある時は食事を抜いて来院してすると助かります。
食事があると、胃の中が食事まみれで異物が埋まって良く見えません。また食道炎のリスクが高まります。
食道炎なら大したことないと思われるかもしれませんが、獣医療での食道炎は食道が狭くなったりとたちが悪いです。
あと異物を飲む子は、たいてい繰り返します!猫はそっと行動するので犬より分かりにくいですが、危ないものはもう引き出しにしまい込んだ方が無難かもしれません。
2件とも猫ちゃんです。
まず1件目です。オーナーさんが「飲んだかも」とのことで来院されました。
飲んだものがレントゲンに映りにくいので、エコー検査もしましたがはっきりしません。
そういう時は内視鏡検査が確実です。
逆に腸の異物は超音波で分かりやすいのですが、腸の異物は内視鏡では取れないので開腹になります・・・。
一件目の子は無事内視鏡で異物が取れました。
2件目ですが、去勢手術予定の子でした。当院では術前検査で最低限レントゲンはお勧めしています。
レントゲンを見た所異の中にヒモのようなものが・・・。
おそらく時間が経っていたのでしょう。飲んだばかりだとあそこまではっきり見れないと思います。
去勢手術を予定通り行った後で、無事内視鏡で摘出しました。

その異物です。
異物を飲んだ場合は、もし飲んだものがあれば同じものを持ってくるとスムーズです。
吐かせていいものもあるし、そうでないものもあります。
また異物を飲んだ疑いがある時は食事を抜いて来院してすると助かります。
食事があると、胃の中が食事まみれで異物が埋まって良く見えません。また食道炎のリスクが高まります。
食道炎なら大したことないと思われるかもしれませんが、獣医療での食道炎は食道が狭くなったりとたちが悪いです。
あと異物を飲む子は、たいてい繰り返します!猫はそっと行動するので犬より分かりにくいですが、危ないものはもう引き出しにしまい込んだ方が無難かもしれません。