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9月のお知らせ
9月〜10月の予定をお知らせいたします。
【9月】
2日(金) 19時まで(勉強会のため)
4日(日)午前院長不在 何かあれば17〜18時の間診察いたします。
9日(金) 19時まで(勉強会のため)
14日(水)研修のため院長不在
28日(水)研修のため院長不在
【10月】
9、10日(日、月) 院長不在 11日は10時から診療
19日(水)研修のため院長不在
29、30日(土、日)院長不在
9、10月は不在や診療時間の変更が多いです。
今後も水曜日は月に1〜2回研修のため不在のことがあります。
水曜日診察ご希望の際は、電話などでご確認いただければ幸いです。
【9月】
2日(金) 19時まで(勉強会のため)
4日(日)午前院長不在 何かあれば17〜18時の間診察いたします。
9日(金) 19時まで(勉強会のため)
14日(水)研修のため院長不在
28日(水)研修のため院長不在
【10月】
9、10日(日、月) 院長不在 11日は10時から診療
19日(水)研修のため院長不在
29、30日(土、日)院長不在
9、10月は不在や診療時間の変更が多いです。
今後も水曜日は月に1〜2回研修のため不在のことがあります。
水曜日診察ご希望の際は、電話などでご確認いただければ幸いです。
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最近の腹腔鏡手術
最近の腹腔鏡手術です。
まず、胸の深いワンちゃんの避妊手術です。
通常の避妊手術は、卵巣を体の外に引っ張りだします。
体の外で卵巣の付け根にある血管や脂肪を糸でしばる、もしくは器械で固めて出血しないようにして切除します。
しかし卵巣の根っこはほぼ背中側にくっついています。
それを体を横断してお腹側から外に引っ張りだします。
猫はその手技は楽ですが、中型犬以上もしくは胸の深いワンちゃんだとさらに大変です。
そもそも体の外に十分出てくれないので、卵巣の根っこを糸でしばるもしくは器械で処理するのも凄い注意が必要です。
十分に視認出来ないと出血、他の組織を損傷する、取り残すなどの合併症が出る可能性があります。
引っ張りづらい上に脂肪がついてますので、血管などが視認しずらいことも多いです。
あと引っ張るとき痛いです。痛み止めを使ってもその時は心拍数が痛みで上がることが多いです。
切った後も、切った部分は体内の深い部分に戻ろうとするので止血確認が難しいことがあります。
腹腔鏡だと上記の点がほぼ解決出来ます。
卵巣を体の外に無理矢理引っぱり出す必要がないので、痛みの低減が期待出来ます。麻酔中の心拍数も上昇しません。
さらに写真の様に、切除した後の出血確認も容易です。肉眼で直視するより画面で拡大して見えるのも強みです。

それに加え、
・傷が小さい
・腹部臓器の乾燥の防止(臓器は乾燥に弱いです)
というメリットがあります。


先日行った胸の深い8kgのワンちゃんですが、やはり右の卵巣はかなり深い位置にあり、腹腔鏡でやってよかったなと思いました。
腹腔鏡下避妊手術は手技としても安全性は高いと考えています。
今の所、導入して20例くらいは行ったと思いますが重篤な合併症の経験はありません。
ただ現状当院では5kg以上のワンちゃんを対象としています。
いずれ小さいサイズの器機を入れられればもう少し小さいワンちゃんの手術も行えると思います。
むろん開腹手術を選択する場合も、気をつけて行っていますのでご安心下さい。
その際の組織を結んだり切った所を縫う糸も、体への負担が少ない糸を使っています。
費用もそこまで高くはしていません。
ご興味をお持ちであれば、気軽にご相談いただければと思います。
まず、胸の深いワンちゃんの避妊手術です。
通常の避妊手術は、卵巣を体の外に引っ張りだします。
体の外で卵巣の付け根にある血管や脂肪を糸でしばる、もしくは器械で固めて出血しないようにして切除します。
しかし卵巣の根っこはほぼ背中側にくっついています。
それを体を横断してお腹側から外に引っ張りだします。
猫はその手技は楽ですが、中型犬以上もしくは胸の深いワンちゃんだとさらに大変です。
そもそも体の外に十分出てくれないので、卵巣の根っこを糸でしばるもしくは器械で処理するのも凄い注意が必要です。
十分に視認出来ないと出血、他の組織を損傷する、取り残すなどの合併症が出る可能性があります。
引っ張りづらい上に脂肪がついてますので、血管などが視認しずらいことも多いです。
あと引っ張るとき痛いです。痛み止めを使ってもその時は心拍数が痛みで上がることが多いです。
切った後も、切った部分は体内の深い部分に戻ろうとするので止血確認が難しいことがあります。
腹腔鏡だと上記の点がほぼ解決出来ます。
卵巣を体の外に無理矢理引っぱり出す必要がないので、痛みの低減が期待出来ます。麻酔中の心拍数も上昇しません。
さらに写真の様に、切除した後の出血確認も容易です。肉眼で直視するより画面で拡大して見えるのも強みです。

それに加え、
・傷が小さい
・腹部臓器の乾燥の防止(臓器は乾燥に弱いです)
というメリットがあります。


先日行った胸の深い8kgのワンちゃんですが、やはり右の卵巣はかなり深い位置にあり、腹腔鏡でやってよかったなと思いました。
腹腔鏡下避妊手術は手技としても安全性は高いと考えています。
今の所、導入して20例くらいは行ったと思いますが重篤な合併症の経験はありません。
ただ現状当院では5kg以上のワンちゃんを対象としています。
いずれ小さいサイズの器機を入れられればもう少し小さいワンちゃんの手術も行えると思います。
むろん開腹手術を選択する場合も、気をつけて行っていますのでご安心下さい。
その際の組織を結んだり切った所を縫う糸も、体への負担が少ない糸を使っています。
費用もそこまで高くはしていません。
ご興味をお持ちであれば、気軽にご相談いただければと思います。