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明日の診療
8月17日の診療&paypay
明日、8月17日は勉強会の座長のため19時で院長の診療終了となります。
ご面倒をおかけしますがよろしくお願いいたします。
後、paypayの取り扱い始めています。
すでに数名ほどpaypayを使用されています。
思ったより使われている印象です…。
ご面倒をおかけしますがよろしくお願いいたします。
後、paypayの取り扱い始めています。
すでに数名ほどpaypayを使用されています。
思ったより使われている印象です…。
耳の中 & 8月のお知らせ
かなり暑くなってきました!
人間も動物も熱中症に気をつけていただければと思います。
動物たちの車内への放置、暑い時間に散歩に行ったり外につなぐ事などは控えていただければと存じます。
まず8月のお知らせです。
8月10日 午前のみ
8月11日 休診
8月12日 午前のみ
8月25日 休診
となっております。まとまった夏休みは8月は取りません。
よろしくお願いいたします。
そして先日導入した細径内視鏡の事例を紹介いたします。
この内視鏡は耳、鼻、膀胱(膀胱は♀のワンちゃんのみ)の処置や検査に活用できるスグレモノです。
先日は繰り返す外耳炎の子(18kg、MIX犬)の耳の洗浄に使用いたしました。
結構動く子なので、まず麻酔をかけ通常の耳洗浄を行いました。

だいたい通常の耳洗浄で落ちる汚れは60%だそうです。
その後、内視鏡で耳の中を観察しました。

わかりにくいかもしれませんが、鼓膜の前に耳垢と毛が混じったものが確認できました。
ちなみにこの子は、何ヶ月か耳の薬のみで治療していました。

汚れと毛をなるべく除去しました!鼓膜(白い部分)が確認できます。
その後、薬を注入しました。
13歳くらいでしたが麻酔で特に問題がなかったので、内服薬を処方し日帰りで退院しました。
なぜ耳の奥までしっかり洗うかというと、耳の薬を届きやすくするためです。
洗浄が半端で、耳垢や毛などに邪魔されると耳の中に入れる薬が行き渡りにくくなり、症状は緩和されますが、
治りきっていないかもしれません。なので繰り返す場合は早めにこのような耳洗浄を行った方がいいと思います。
ただ、耳の病気にはアレルギーや犬種などが根本としてある場合があります。
その場合は一旦治っても再発します。
その場合は食事変更や定期的な洗浄・投薬などでなるべく再発しないように手立てを打っていく、
もしくは上手く付き合っていく必要があります。もしくは根本にある病気の検査も必要になるかもしれません。
ここまでするのは、老齢になって結構耳が塞がってどうしようもない症例があるからです。
痒みは取れないし、膿んでいるのが治らず匂いも酷いです。
外耳道切除という手術もあるのですが、難易度が高く痛み止め使ってもかなり痛いです。
(3例ほど経験はありますが)
また、通常の耳洗浄の方法も以前から変えました。
外耳炎で耳がかゆいワンちゃんが少なくなればと思います!
まとめ
・外耳炎を繰り返している症例では、通常の耳洗浄では汚れが取れていない可能性
・耳の奥まで観察し、なるべく耳の中の汚れを減らすのがしっかり治すのには大事
・良くなっても再発する場合は、原因を確かめたり、上手く付き合っていく事も必要。
人間も動物も熱中症に気をつけていただければと思います。
動物たちの車内への放置、暑い時間に散歩に行ったり外につなぐ事などは控えていただければと存じます。
まず8月のお知らせです。
8月10日 午前のみ
8月11日 休診
8月12日 午前のみ
8月25日 休診
となっております。まとまった夏休みは8月は取りません。
よろしくお願いいたします。
そして先日導入した細径内視鏡の事例を紹介いたします。
この内視鏡は耳、鼻、膀胱(膀胱は♀のワンちゃんのみ)の処置や検査に活用できるスグレモノです。
先日は繰り返す外耳炎の子(18kg、MIX犬)の耳の洗浄に使用いたしました。
結構動く子なので、まず麻酔をかけ通常の耳洗浄を行いました。

だいたい通常の耳洗浄で落ちる汚れは60%だそうです。
その後、内視鏡で耳の中を観察しました。

わかりにくいかもしれませんが、鼓膜の前に耳垢と毛が混じったものが確認できました。
ちなみにこの子は、何ヶ月か耳の薬のみで治療していました。

汚れと毛をなるべく除去しました!鼓膜(白い部分)が確認できます。
その後、薬を注入しました。
13歳くらいでしたが麻酔で特に問題がなかったので、内服薬を処方し日帰りで退院しました。
なぜ耳の奥までしっかり洗うかというと、耳の薬を届きやすくするためです。
洗浄が半端で、耳垢や毛などに邪魔されると耳の中に入れる薬が行き渡りにくくなり、症状は緩和されますが、
治りきっていないかもしれません。なので繰り返す場合は早めにこのような耳洗浄を行った方がいいと思います。
ただ、耳の病気にはアレルギーや犬種などが根本としてある場合があります。
その場合は一旦治っても再発します。
その場合は食事変更や定期的な洗浄・投薬などでなるべく再発しないように手立てを打っていく、
もしくは上手く付き合っていく必要があります。もしくは根本にある病気の検査も必要になるかもしれません。
ここまでするのは、老齢になって結構耳が塞がってどうしようもない症例があるからです。
痒みは取れないし、膿んでいるのが治らず匂いも酷いです。
外耳道切除という手術もあるのですが、難易度が高く痛み止め使ってもかなり痛いです。
(3例ほど経験はありますが)
また、通常の耳洗浄の方法も以前から変えました。
外耳炎で耳がかゆいワンちゃんが少なくなればと思います!
まとめ
・外耳炎を繰り返している症例では、通常の耳洗浄では汚れが取れていない可能性
・耳の奥まで観察し、なるべく耳の中の汚れを減らすのがしっかり治すのには大事
・良くなっても再発する場合は、原因を確かめたり、上手く付き合っていく事も必要。